@article{oai:seijo.repo.nii.ac.jp:00003825, author = {松岡, 秀明}, issue = {7}, journal = {成城大学共通教育論集}, month = {Mar}, note = {P(論文), 本稿は、緩和ケア病棟における人類学的フィールドワークにもとづき、緩和ケア病棟における「良き死」とはいかなるものかを検討するものである。その入院患者のほとんどが末期がん患者である緩和ケア病棟は、ほぼすべての患者が死亡退院する点において、またそれ以外の病棟ではあまり(あるいはほとんど)行なわれない医療行為が行なわれているという点において、病院のなかで特異な場所である。緩和ケア病棟における「良き死」とは、死が近いことを自覚しており、苦痛がなく、やりたいと思っていることを遂行した死である。そこでは、死ぬまでの時間に人生を総決算するという営為に積極的な価値が与えられる。日本における緩和ケア病棟の数は1995年の制度化以来増加し続けており、緩和ケアの思想は影響力を持ちはじめようとしている。}, pages = {47--62}, title = {緩和ケア病棟における「良き死」をめぐって}, year = {2015} }